本文へ移動
デジタル困りごと手帖スマホ・通信・アプリの困りごとを、試す順番から。

iPhoneのパスコードを忘れた|72時間の旧コード・初期化・復元の確認順

iPhone

iPhoneのパスコードを忘れたら、最近変更したかを先に確認してください。iOS 17以降では、変更から72時間以内なら以前のパスコードを使い、データを消さずにアクセスを回復できる場合があります。

この方法が使えない場合、Appleが案内する復旧はiPhoneの消去を伴います。すぐに初期化する前に、Apple Accountへ入れるか、どのバックアップがあるか、eSIMの再設定が必要かを確かめましょう。Apple・旧パスコードによるアクセス回復

ここでは、自分のiPhoneの画面ロック用パスコードを忘れた場合を扱います。操作・条件は2026年10月5日にAppleの公式資料で確認しています。

初期化する前に、変更日・旧コード・今の画面を確認する

最初に、「いつコードを変更したか」「変更前のコードを覚えているか」「今どんな表示が出ているか」をメモします。待ち時間が表示されている間に、思いつく番号を次々に試すのは避けてください。

状況 確認する方法 iPhone内のデータへの影響
iOS 17以降で、変更から72時間以内・以前のコードを覚えている 旧パスコードを使う条件と画面を確認 条件を満たせば消去せずにアクセス回復
旧コードが使えず、ロックアウト画面からリセットできる Apple Account・通信・「探す」を確認して端末上の消去へ データと設定を消去する
画面からのリセットに進めない Mac・Windowsでリカバリモードを使う データを消去して復元する
Apple Accountにも入れない、バックアップが不明 消去前の情報確認とAppleへの相談 復旧に必要な情報を先に整理

「パスコードをお忘れですか?」から進むと、旧コードを使う操作と、デバイスを消去する操作があります。データを残したい人は、「以前のパスコードを入力」を使えるか先に確認してください。Appleは、旧コードの利用、端末上のリセット、パソコンでのリセットの順に案内しています。Apple・コンピュータなしのリセット条件

パスコード、アカウントのパスワード、確認コードは別

ロック画面に入力するのは、iPhoneを開くために自分で設定したパスコードです。Appleのサービスに入るためのApple Accountのパスワードとは別です。

名称 使う場面 今回の復旧での位置付け
iPhoneのパスコード 画面のロック解除 忘れた対象。旧コードを使えるか確認
Apple Accountのパスワード Appleのサービスへのサインイン 消去・再設定で必要になる場合がある
確認コード アカウントの2ファクタ認証 信頼できる端末・電話番号などで受け取る
暗号化バックアップのパスワード パソコン上の暗号化バックアップの復元 復元するバックアップに必要。端末のコードとは別

アカウントの確認コードが受け取れない場合は、Apple Accountの確認コードが届かないときの確認順を参照してください。端末のコードを思い出せない問題と、アカウントに入れない問題を分けると、消去後にどこで止まりそうかが分かります。

変更から72時間以内は、旧パスコードで開ける場合がある

72時間は、パスコードを変更した時点から数えます。購入日や、間違って入力した時刻、ロック画面が出た時刻とは関係ありません。

確認する条件は次のとおりです。

  • iOS 17以降を使っている。
  • パスコードを変更してから72時間以内である。
  • 以前のパスコードを覚えている。
  • 古いパスコードを事前に無効化していない。
  • 対象のロックアウト画面で、旧コード利用の案内が使える。

Appleの現行案内では、「パスコードをお忘れですか?」が表示される条件に、モバイルデータ通信またはWi-Fi接続、Apple Accountへのサインイン、「探す」の有効化が含まれています。画面に項目が出ないときは、OSや接続、設定の条件を確認します。

旧コードを使う場合の操作

既に「iPhoneは使用できません」などの画面が表示されている場合は、画面下の「パスコードをお忘れですか?」を開きます。「以前のパスコードを入力」を選び、以前のコードを入力して、案内に従って新しいコードを設定します。

Appleの説明には、間違った入力後にロックアウト画面が出る条件もあります。覚えている旧コードがある人は、公式の旧コード入力欄を使ってください。思いつく番号を何度も試すのは避けましょう。端末の画面はOSや状態で異なります。Appleの旧コード利用手順

例えば、昨日変更した新しいコードを忘れ、変更前のコードだけ覚えている場合は、この機能の条件を先に確認します。数週間前に変更していた場合は、旧コードを覚えていても72時間以内の機能には当たりません。

旧コードを早く無効にした場合は、72時間以内でも使えない

iOS 17以降では、変更から72時間が来る前に、旧パスコードを無効にする設定もできます。この設定を済ませた旧コードは、残り時間があっても使えません。変更日とともに、旧コードを早く無効にしたかも確認してください。Apple・旧パスコードの早期失効

消去が必要なら、Apple Account・保存済みデータ・回線を先に確認

ここからの端末リセットやパソコンの「復元」は、現在iPhone内にあるデータを消す操作です。写真やアプリの情報を戻すには、保存済みのバックアップや、クラウドに同期したデータを使います。

消去する前に、保存済みバックアップの有無や作成日を書き出してください。既にロックされたiPhoneでは、新しいバックアップを作れない場合があります。この記事のバックアップ作成案内は、アクセス回復後の備えとして使ってください。

消去前に確認する項目 メモすること
Apple Account 使っているメールアドレス・電話番号、パスワード、確認コードを受け取る手段
iCloudバックアップ 保存されている端末名、作成日、復元対象にできるバックアップ
パソコンのバックアップ 保存したMac・Windows、作成日、暗号化の有無とパスワード
クラウドに同期していた情報 写真・連絡先・メモなど、別の端末やWebで確認できるデータ
アプリごとの引継ぎ ログイン、復旧方法、別サービスに保存したデータの有無
SIM・eSIM 契約先、保持できる選択肢、再設定に必要な案内

消去してもアクティベーションロックが関係する場合があります。Apple Accountにアクセスできないまま初期化すると、再設定でも行き詰まる可能性があるため、登録しているアカウントの確認を先に行います。Apple・アクティベーションロックとアカウント

iCloud写真の同期は、日々のバックアップとは別に管理される

iCloud写真を使っていた場合、写真はiCloudへの同期で管理され、日々のiCloudバックアップとは別に扱われます。一方、同期していない端末の設定やデータは、バックアップに含まれているかを確認することになります。Apple・iCloudバックアップの対象

例えば、1週間前のバックアップを戻す場合、その後に作った情報は別に探す必要があります。写真がクラウドに同期済みなのか、iPhoneにだけ残っているのかを確認してください。

また、バックアップが存在しても、対象に含まれない情報や、再ログイン・再設定が必要な項目があります。戻したい写真、連絡先、アプリのデータを別々に確認してください。Apple・バックアップ方法と対象の違い

eSIMは、消去前に保持と再設定を確認

iOS 17以降の端末上のリセットでは、eSIMを保持してデータを消すか、eSIMも削除するかを選べるとAppleが案内しています。回線情報を残したい人は、eSIMを保持する選択肢かどうかを確認してから進めてください。

iOS 16以前でeSIMを使っている場合は、手順を試す前に通信事業者へ連絡し、再設定用のQRコードを用意するようAppleが案内しています。再発行・再設定の方法は契約先の案内に従います。パソコンで復元する場合も、eSIMの扱いはその手順の画面と契約先の案内で確認してください。Apple・eSIMとリセットの注意

確認コードの受取にもその回線を使っている場合は、消去後にどうやって認証するかも一緒に整理します。別の信頼できる端末・連絡先が使えるかを、消す前に確かめておくと次の設定で困りにくくなります。

パソコンなしなら、ロックアウト画面の公式リセットを使う

端末上でリセットするには、iOS 15.2以降、インターネット接続、Apple Accountとパスワードが必要です。「探す」も、ロックされる前に有効にしてある必要があります。

iOS 17以降では、次の流れです。実際に消去へ進むのは、前の節の確認を済ませてからにしてください。

  1. ロックアウト画面の「パスコードをお忘れですか?」を開く。
  2. 旧コード利用ができない場合、デバイスのリセット開始を選ぶ。
  3. Apple Accountのパスワードを入力して、サインアウトの手続きを進める。
  4. データ消去の確認を読み、eSIMの扱いを確認して消去する。
  5. 再起動後に設定を進め、利用できるバックアップがあれば復元し、新しいパスコードを設定する。

iOS 15.2・16では「デバイスを消去」など表示が異なります。手順の途中で想定していた選択肢がない場合は、別の操作を推測せず、使用中のOSに合ったAppleの端末上のリセット案内を確認してください。

「パスコードをお忘れですか?」が表示されない場合は、通信や設定の条件を確認してください。この表示の有無だけでは、データが消去されたかは分かりません。画面から進めない場合は、次のパソコンを使う方法へ移ります。

端末上でリセットできない場合は、パソコンで消去して復元する

パソコンによる方法では、MacまたはWindows、接続ケーブル、インターネット接続を用意します。この方法もiPhoneのデータを消去します。パソコンを使う前にも、アカウントと保存済みデータを確認してください。

電源を切り、機種に合うボタンを使う

Face ID搭載機ではサイドボタンと音量を下げるボタンを長押しし、電源オフスライダで電源を切ります。ホームボタンのある機種では、サイドまたはトップボタンから電源オフスライダを出します。

その後、ケーブルをパソコンにつなぎ、iPhone側につなぐと同時に下のボタンを押し続けます。Appleロゴが出ただけで離さず、コンピュータとケーブルの画像が表示されるまで押し続けるのが現行の公式手順です。

iPhoneの種類 接続時から押し続けるボタン
Face ID搭載のiPhone サイドボタン
iPhone 8・8 Plus・SE第2/第3世代 サイドボタン
iPhone 7・7 Plus 音量を下げるボタン
iPhone 6s以前・SE第1世代 ホームボタン

同じ「SE」でも世代で異なります。機種が分からない場合は、購入記録などで確認してから操作してください。Appleの機種別リカバリモード手順

MacはFinder、WindowsはAppleデバイスアプリ

MacではFinderのサイドバーからiPhoneを選び、表示された「復元」を選択します。Windowsの現行公式手順はAppleデバイスアプリでiPhoneを選び、一般の画面から「復元」へ進むものです。

パソコンで選ぶ「復元」は、まずiPhoneを消去して使える状態に戻す処理です。保存済みバックアップがある人は、その後にバックアップからデータを戻します。パスコード忘れの公式手順では、「復元」と「アップデート」が表示されたら「復元」を選びます。

ソフトウェアのダウンロードに時間がかかり、リカバリモードの画面が閉じることがあります。Appleは、15分を過ぎてダウンロードが終わらず画面が閉じた場合、ダウンロード完了を待ち、電源を切ってリカバリモードをやり直すよう案内しています。途中で何度も接続を外して別の処理を始める前に、パソコン側の進行状況を確認してください。

ボタンが反応せずリカバリ画面にならない場合は、修理が必要な可能性があります。パソコンを用意できない・借りられない場合も、Apple StoreまたはApple正規サービスプロバイダへ相談できます。Apple・パソコンでの復元と相談先

使えるようになったら、復元した情報と新しい備えを確認する

「こんにちは」画面が出たら、初期設定を進めます。バックアップから復元する場合は、端末名・作成日を確認して選んでください。複数のバックアップがある場合は、戻したいiPhoneのものか、作成日がいつかを確かめてください。

ホーム画面が出た後も、復元や同期が続く場合があります。Wi-Fiや電源に接続したまま、進行状況を確認してください。写真がすぐに見えないときは、同期・復元の進行状況を確認してから、足りない情報の保存先を調べます。Apple・バックアップ復元後に情報がない場合

復旧後は、次を確認してください。

  • 新しいパスコードを覚えているか。再起動後にも自分で入力できるか。
  • 写真、連絡先、メモ、必要なアプリの情報が戻ったか。
  • 通話・通信、eSIM、アカウントの認証が利用できるか。
  • 新しいバックアップが作成され、作成日時を確認できるか。
  • アカウントとバックアップの復旧情報を、安全な場所で確認できるか。

保存方法を整えるときは、WindowsでiPhoneを暗号化バックアップする方法と、iCloudバックアップができないときの確認順を使えます。ロックアウト前に定期的に保存しておくための手順として確認してください。

よくある質問

Appleに頼めば、必ずデータを消さずに解除できる?

Appleが公開している手順のうち、条件を満たした旧パスコード利用は、データを消さずにアクセスを回復できます。それが使えない場合は、消去を伴うリセットが案内されています。残したいデータや保存状況が分からない場合は、その事情を消去前に相談してください。

再起動すれば、Face IDだけで開ける?

再起動直後は、Face IDを使う人もパスコードの入力が必要です。Apple・Face IDでもパスコードが必要な場面

バックアップがないと、写真は全部なくなる?

写真を戻せるかは、どこに保存されているかで変わります。iCloudなどに同期済みなら、端末バックアップとは別の保存先を確認できます。iPhoneにしかないデータは、消去すると戻せない可能性があります。消去前に、分かる保存先を調べてください。

中古iPhoneに「所有者にロックされています」と出たら?

前の所有者のApple Accountに結び付いたアクティベーションロックは、本稿のパスコード忘れと別の問題です。消去を繰り返す方法で所有者の条件を取り除くことはできません。購入元や前の所有者へ確認し、Appleのアクティベーションロック案内に従ってください。Apple・中古端末のアクティベーションロック

ほかの記事を探す
ホームで目的から探す →

運営者の新刊|Kindle版は10月16日(金)15:59まで無料

『国や自治体から もらえるお金の本 2026年~2027年版』

スマホやパソコンで申請する前に、使える制度を確かめたい方に。家賃・医療費・学費などの支援と、制度の探し方・申請の手順を全10章でまとめた本です。

Kindle版を見る(Amazon)本の内容を見る

無料期間:2026年10月11日(日)16:00〜10月16日(金)15:59(日本時間)。購入前に0円の表示をご確認ください。紙版(税込1,650円)もあります。

iPhone
デジタル困りごと手帖 編集部をフォローする
タイトルとURLをコピーしました