WindowsでiPhoneを暗号化バックアップする方法|Appleデバイスの設定・完了確認

iPhone

WindowsパソコンにiPhoneのバックアップを残すなら、Appleデバイスアプリで保存先をパソコンに設定し、「ローカルのバックアップを暗号化」を確認します。作成後は、バックアップの日時と鍵マークを確かめ、復元に使うパスワードを保管するところまでが一組です。

暗号化には、保存したパスワードやヘルスケアデータなど、暗号化しないバックアップでは保存対象にならない情報を含められる利点があります。一方、iCloudと同期している写真やApple Payの設定など、暗号化してもバックアップに入らないものがあります。Apple:暗号化の対象バックアップに含まれない情報

この記事は、操作できるiPhoneをWindowsパソコンへバックアップする人向けです。情報確認日:2026年9月9日。Apple公式資料に基づく案内で、実機での作成・復元検証は行っていません。

AppleデバイスとiTunes、どちらで進めるか

Windowsでは「Appleデバイス」アプリを使う手順が案内されています。Appleデバイスアプリがない環境では、iTunesを使う案内もあります。この記事の主手順はAppleデバイス向けです。Apple:Windowsでバックアップする方法

使うアプリ iPhoneを選んだ後の画面 バックアップの確認先
Appleデバイス 「一般」 「バックアップを管理」
iTunes 「概要」 「編集」→「環境設定」→「デバイス」

AppleデバイスはMicrosoft Storeから入手します。Appleのインストール案内には、Apple Music・Apple TVアプリを事前にインストールする条件も記載されています。まだ入れていない場合は、公式のインストール案内とStoreに表示される対応条件を確認してください。

iTunesを使う人は、iTunes版のバックアップ手順を開くと、画面名を読み替えずに進められます。

暗号化で残せるものと、別に確認するもの

「暗号化」は、バックアップをパスワードで保護する設定です。iPhoneのロック画面のパスコードや、Apple Accountのパスワードを設定しているだけで、パソコンへのバックアップが自動で暗号化されるわけではありません。初期状態では暗号化されないため、設定を確認します。

データ・設定 パソコンへのバックアップでの扱い
保存したパスワード、Wi-Fi設定、Webサイト履歴、ヘルスケア、通話履歴 暗号化によって保存対象に含められる
Face ID・Touch ID、iPhoneのパスコード 暗号化しても含まれない
Apple Payの情報・設定 含まれない。新端末で再設定・移行を確認する
iCloudにすでに同期・保存されている写真やメッセージ等 パソコンのバックアップには重ねて保存されない
パソコンから同期した音楽・動画・写真など バックアップ対象外。元のパソコン側のデータも保管する

対象範囲は、Appleの暗号化の説明バックアップ方式の比較に基づきます。アプリの画面に「すべてのデータ」と表示されても、このような除外があります。

特にiCloud写真を使っている場合、パソコンのバックアップを作ったことだけで、写真の原本も別に保存できたとは判断しないでください。写真を別に保管したい人は、AppleのiCloudデータのアーカイブ・コピー方法で写真の保存方法を確認します。

LINEなど独自の引き継ぎ手順を持つアプリも、アプリ側のバックアップやログイン情報を確認します。iPhone全体のバックアップを作ったことと、アプリで必要な準備を済ませたことは、別に記録しておくと見落としを防げます。LINE公式:引き継ぎ前の準備

作成前の準備

用意するのは、iPhone、Windowsパソコン、データ通信に対応した接続ケーブル、そしてバックアップ用パスワードの保管先です。

  1. WindowsとAppleデバイスアプリを最新の状態にします。
  2. パソコンの保存先ドライブに十分な空き容量があるか確認します。
  3. iPhoneのロックを解除できることを確かめます。
  4. 作業中に電源や接続が切れないよう、パソコンとiPhoneを準備します。
  5. 残しておきたい過去のバックアップがある場合は、次の説明を先に読みます。

必要な容量や時間は、保存対象のデータ量と環境で変わります。「一律に何GBあれば必ず足りる」「何分で必ず終わる」とは言えません。容量不足の警告で確認すべきなのは、まずWindowsパソコン側の空き容量です。Apple:バックアップできない場合

過去のバックアップを残したい場合

初めて暗号化を有効にしてパスワードを確定すると、バックアップが始まり、以前のバックアップが上書きされて暗号化されるとAppleが説明しています。消えたデータを戻すために昔のバックアップを残している場合などは、先にその保存状態を確認してください。Apple:暗号化を有効にしたときの動作

Appleデバイスの「一般」→「バックアップを管理」では、対象を右クリックして「アーカイブ」を選ぶ操作が案内されています。残したい過去のバックアップは、作成日時と端末名を確認してから管理します。「削除」と取り違えないでください。Apple:バックアップを探して管理する

Appleデバイスで暗号化バックアップを作成する

1.iPhoneを接続して選択する

ケーブルでiPhoneとWindowsパソコンを接続し、Appleデバイスアプリを開きます。iPhoneにパスコード入力やコンピュータを信頼するかどうかの確認が出たら、自分が使うパソコンであることを確かめて応答します。

アプリの左側に表示されたiPhoneを選び、「一般」を開きます。複数の端末を使っている場合は、バックアップしたいiPhoneの名前を確認してください。Appleデバイス:接続とバックアップ設定

2.保存先を「このコンピュータ」にする

バックアップ欄で「iPhone内のすべてのデータをこのコンピュータにバックアップ」に相当する項目を選びます。iCloudを選ぶ項目と間違えないようにしてください。ここでの目的は、Windowsパソコンにバックアップを作ることです。

続いて「ローカルのバックアップを暗号化」にチェックを入れます。すでにチェックが入っている場合は、過去に設定した暗号化パスワードを保管できているか確認します。Appleデバイス:保存先と暗号化

3.パスワードを設定し、安全な場所に保管する

初めて設定する場合は、画面に従ってバックアップ用のパスワードを作成します。このパスワードは、将来バックアップから復元する際に必要です。

保管する際は、「iPhoneのバックアップ用」と分かる名前を付け、どの端末用かも記録します。パスワード管理アプリや安全に保管できる紙など、iPhoneが使えなくなっても取り出せる場所を選んでください。バックアップ用パスワードを、初期化予定の旧iPhoneの中にだけ残すことは避けます。

この保管方法は編集部からの提案です。Appleも、暗号化したバックアップの復元にはパスワードが必要なため、書き留めるか安全に保管するよう案内しています。Apple:暗号化バックアップとパスワード

4.作成を開始し、完了まで待つ

暗号化の設定時に作成が始まっていれば、その処理を待ちます。まだ始まっていない場合は「今すぐバックアップ」を選びます。処理中はケーブルを抜かず、画面の進行状況を確認してください。

バックアップ作成のために選ぶのは、このボタンです。「iPhoneを復元」は押しません。 端末を工場出荷時の設定に戻す操作で、情報と設定が削除されます。Appleデバイス:バックアップを開始する工場出荷時の設定に復元する操作

完了したかは、日時・鍵マーク・端末名で確認する

進行表示が消えたら、「一般」→「バックアップを管理」を開いて、作成結果を確認します。暗号化されたバックアップには鍵のアイコンが付き、端末名や作成日時を確認できます。Apple:暗号化の確認

確認項目 見るポイント
端末名 今バックアップしたiPhoneのものか
日時 今回の作業に対応する新しい日時になったか
暗号化 対象のバックアップに鍵マークがあるか
エラー 完了前に失敗や容量不足の表示が出ていないか
パスワード 復元時に取り出せる場所へ保管したか

チェックボックスを入れただけでは、その後の作成成功まで確認できません。また、一覧に日時と鍵マークがあることは、バックアップ作成の確認であり、すべてのアプリやデータを実際に復元できたことの確認ではありません。機種変更後には、新iPhoneで必要なデータを開いて確かめます。

今回のバックアップを保存しておきたい場合も、「バックアップを管理」からアーカイブを検討します。保存した世代が増えればパソコンの容量も使うため、用途と日時が分かる状態で管理してください。Apple:バックアップの管理

うまくいかないときの確認順

iPhoneが左側に表示されない

まず、iPhoneのロックを解除してホーム画面を表示し、ケーブルの接続と「信頼」の確認画面を見ます。それでも認識されない場合は、データ通信に対応する別のケーブルやUSBポートを試すなど、Appleの認識されない場合の案内に進みます。

充電できていることと、パソコンがiPhoneをデータ用の機器として認識していることは別です。「充電マークが出るからケーブルは問題ない」とは判断しないでください。Appleデバイス:サイドバーに表示されない場合

容量不足やエラーで終わる

症状 次に確認すること
ディスク容量不足 Windows側の空き容量を確保する。iPhoneの写真を消す前に、どちらの容量の警告かを読む
作成中にエラーになる Windows・アプリ・iOSの更新状況、接続を確認。失敗後は端末の再起動など公式の順序で試す
いつまでも終わらない エラー表示を記録し、接続とソフトウェアを確認。改善しなければ別のPCやiCloudも検討する
バックアップが破損・非対応と表示される 表示どおりの公式手順へ。ファイルを自分で編集して直そうとしない

エラーは「作成できない」のか、「作ったものを復元できない」のかでも対処が違います。端末名・アプリ名・表示された文章を控えておくと、Appleのトラブル対処で該当箇所を選びやすくなります。

バックアップできていない状態で、空き容量を作るために唯一残っている写真や過去のバックアップを消すのは避けます。Windowsへの保存が難しい場合は、機種変更用の一時的なiCloudバックアップも条件を確認してください。

暗号化パスワードを忘れたとき

パスワードをリセットしても、昔の暗号化バックアップを開けるようにはなりません。 リセットでできるのは、現在のiPhoneから新しいパスワードでバックアップを作り直すことです。Apple:暗号化パスワードを思い出せない場合

今の状態 考える順番
iPhoneが使え、必要なデータも残っている 保管先を探す。見つからなければ公式のリセット方法を確認し、現在のデータで新しいバックアップを作る
iPhoneは使えるが、昔のデータはバックアップにしかない 今のデータで作り直しても昔のデータは戻らない。旧パスワードや別のバックアップを探す
iPhoneが故障・紛失し、バックアップだけある そのバックアップのパスワードが必要。別の利用可能なバックアップも確認する

AppleはiOS 11以降について、「すべての設定をリセット」を使う手順を案内しています。これは単なるパスワード変更ではなく、端末の各種設定にも影響する操作です。「すべてのコンテンツと設定を消去」と取り違えず、必要な場合に限って公式の手順と影響範囲を読んで進めてください。

新iPhoneへ復元するときに確認すること

新しいiPhoneをすでに使い始めている場合は、復元操作を始める前に、その端末で新たに増えた写真やメッセージなどを別に保管してください。バックアップからの復元は、現在のデータに昔のデータを単純に追加する操作ではありません。

パソコンのバックアップから戻す場合は、新しいiPhoneを接続し、対象の端末を選んで「バックアップを復元」へ進みます。使うバックアップの端末名・日時を確認し、暗号化パスワードを入力します。Apple:バックアップから復元する

復元先のiOSが古いと、バックアップを使う前にアップデートが必要になる場合があります。この場合は、エラーを理由に保存済みバックアップを削除せず、新しいiOSが必要な場合の公式手順を確認します。

機種変更の完了後は、写真、連絡先、LINE、交通系ICカードなどを実際に開いて確認します。写真だけ足りない場合は機種変更後に写真が見つからないときの確認順、旧端末を手放す場合は売却前の確認と初期化の順番を参照してください。

執筆・編集:カネさん/作成補助:ChatGPT

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