iPhoneがAppleロゴのまま動かないときの対処法

iPhoneが起動途中で止まる状態を表すイラスト 起動・画面

iPhoneがAppleロゴのまま止まったら、進行状況バーがあるか、直前に何をしていたかを確認します。バーが進んでいる間は待ちます。移行中の停止と、バーのない起動停止では、次の操作が違います。

パソコンに出る「復元」は、iPhone内のデータを消去する操作です。まだ試していなければ先に「アップデート」を選びます。バックアップがなく、消したくないデータがある場合は、「復元」を実行する前に相談してください。

画面別の判断図。進行中なら待つ。iOS13以降の移行やバックアップ復元でバーが1時間以上動かないならリカバリーモードでアップデート。バーなしで数分止まる場合は強制再起動を試し、改善しなければリカバリーモードを検討。
図1:画面と直前の作業から選ぶ確認先。編集部作成の概念図で、実画面ではありません。出典:移行・復元時の停止進行状況バーリカバリーモード(Apple、2026年9月7日確認)。

まず画面と直前の作業を確認する

「1時間」はすべての起動トラブルに共通する待ち時間ではありません。Appleがこの目安を示すのは、iOS 13以降でバックアップから復元したときや、以前の端末から移行したときに、Appleロゴとバーが表示されたまま動かない場合です。作業開始からの時間ではなく、バーに動きがない時間を確かめます。

画面の状態と最初の確認
今の状態 次にすること
バーが進む/「アップデート中」と出る 処理を待つ。無線更新中は電源、パソコンで移行中は接続を保つ。
移行・バックアップ復元中に、バーが1時間以上動かない パソコンにつなぎ、リカバリーモードでアップデートを試す(iOS 13以降の公式案内)。
上記以外でバーが止まったように見える 遅いだけの可能性を確認。更新・復元が完了せず反応しない場合は強制再起動を試し、変わらなければ相談する。
バーなしでAppleロゴが数分続く 強制再起動を試す。変わらない場合はリカバリーモードを検討する。
「コンピュータに接続」画面 パソコン側の表示を確認し、アップデートと復元の違いへ進む。

バーはゆっくり進んだり、最後まで進んでから先頭へ戻ったりすることがあります。止まったように見えるだけで再起動を繰り返さないでください。ボタンを押して「アップデート中」と表示されるなら、更新は進行中です。詳しくはAppleの進行状況バーの案内を確認します。

「復旧アシスタント」が表示されている場合は、ロゴだけの停止とは別の案内です。Wi-Fi接続が必要になるため、復旧アシスタントの公式手順を確認してください。そこで診断データの送信を求められた場合、送信は任意です。

強制再起動とリカバリーモードは、ボタンを放す時点が違う

強制再起動は、反応しないiPhoneを再起動させる操作です。初期化とは別ですが、進行中の更新をむやみに中断するためには使いません。再起動の途中でAppleロゴが出たら放すのが強制再起動。パソコンにつないでリカバリーモードにする場合は、ロゴを過ぎて「コンピュータに接続」画面が出るまで押し続けます。

iPhone8以降とSE第2世代以降は音量上をすぐ放し、音量下をすぐ放し、サイドを長押し。強制再起動はAppleロゴで放す。リカバリーモードは先にパソコンへ接続し、ロゴでは放さずコンピュータに接続画面まで押す。
図2:同じボタン操作でも終了位置が違います。対象はiPhone 8以降・SE第2世代以降。下表に旧機種の操作を記載。独自図/出典:強制再起動リカバリーモード(Apple、2026年9月7日確認)。実画面・ボタン配置図ではありません。
機種ごとのボタン操作
機種 押すボタンと順序
iPhone 8以降/SE第2・第3世代 音量上を押してすぐ放す → 音量下を押してすぐ放す → サイドを長押し。
iPhone 7/7 Plus サイドと音量下を同時に長押し。
iPhone 6s以前/SE第1世代 ホームとサイド(またはトップ)を同時に長押し。

どの行も、強制再起動ではAppleロゴが表示されたら放します。リカバリーモードではパソコンに接続した状態で、接続画面まで押し続けます。SEはホームボタンの有無ではなく世代で選んでください。旧機種はAppleの機種別再起動手順、詳しい解説は当サイトの強制再起動記事も参照できます。

パソコンを用意してリカバリーモードへ

接続前の準備
用意するもの 確認すること
Mac macOSを最新にする。Catalina 10.15以降はFinder、Mojave 10.14以前はiTunesを使う。
Windows 最新のAppleデバイスアプリを用意する。
接続環境 インターネットにつながるパソコンと、iPhoneを接続できるUSBケーブルを用意する。
  1. iPhoneをパソコンへUSB接続し、FinderまたはAppleデバイスアプリなどを開きます。
  2. 上の機種別表どおりに操作し、「コンピュータに接続」画面までボタンを押し続けます。
  3. パソコンに表示されたiPhoneと選択肢を確認します。リカバリーモードに入っただけで、復元の実行を決める必要はありません。

ダウンロードが15分を超えると接続画面が閉じる場合があります。先にダウンロード完了を待ち、その後でリカバリーモードへ入り直す順序です。15分でダウンロード自体を中断する、という意味ではありません。出典:Appleのリカバリーモード手順

まずアップデート。復元は消去の確認後に

リカバリーモードでは未実施ならアップデートを先に試す。起動したらデータを確認してバックアップ。直らなくてもすぐ復元せず、バックアップと消去の影響を確認。不明なら停止して相談。復元はiPhone内データを消去する。
図3:アップデート後に、そのまま復元へ進まないための判断図。独自図/出典:アップデートの選択復元による消去(Apple、2026年9月7日確認)。停止・相談の配置は編集部の安全上の提案です。復旧・データ保持の保証ではありません。
似た言葉でも、することは別
表示・操作 意味と注意
アップデート iOSを更新して起動改善を試す。消去する「復元」とは別の選択肢。ただし、故障状態を含めデータが必ず残るとは保証できない。
復元
(リカバリーモード)
iOSを入れ直し、iPhone内のデータを消去する。未実施なら先にアップデートを試す。
バックアップから復元 保存しておいたバックアップの内容を戻す別の工程。バックアップにないデータまで戻るとは限らない。

起動できたら、必要なデータが見えるか確かめてバックアップを作ります。起動できないままでは、新しいバックアップを作れるとは限りません。「後で戻せるはず」と考えて消去しないでください。

消去後に戻す場合は、バックアップから復元する公式手順を参照します。iCloudではApple Accountへのサインイン、暗号化したパソコンのバックアップでは専用パスワードが必要になるため、バックアップの日付とともに確認します。

消去の前に止まる条件と、相談用の確認表

復元の前に停止する条件は、バックアップが不明、残したいデータを戻せるか不明、必要なアカウントやパスワードが不明。どれか当てはまれば復元を押さず相談する。ボタン故障や更新エラーも相談先へ伝える。
図4:消去前の停止条件。編集部の独自チェック図/出典:バックアップ復元の条件消去・修理相談(Apple、2026年9月7日確認)。相談してもデータを救出できるとは限りません。

バックアップが不明、失いたくないデータがある、必要なパスワードが分からない場合は、復元を押さずにAppleサポートへ相談してください。会社や学校の端末は、管理者にも先に確認します。ボタンが故障して操作できない場合や、リカバリーモードで更新・復元ができない場合は、修理が必要になることがあります。

相談前にメモする内容
確認項目 伝える内容
画面と時間 バーの有無、最後に動いた時刻、移行中・更新中など直前の作業。
試した操作 強制再起動、アップデートの実施状況。復元を実行したかも正確に伝える。
エラー・機材 エラー番号と文面、機種、パソコン環境、ボタンの反応。
データとバックアップ 残したいデータ、バックアップの保存先と日付。不明なものは不明と伝える。パスワードそのものを相談メモに書かない。

よくある質問

ロゴが出てから1時間待てばいいですか?

一律には決めません。iOS 13以降の移行・バックアップ復元中なら、バーが1時間以上動いていないかを確認します。バーがないまま数分続く場合や、別の復旧画面が出た場合は、それぞれの手順を選びます。

パソコンがなければ何もできませんか?

画面確認や強制再起動はできます。ただし、この記事のリカバリーモードの更新にはパソコンが必要です。手元にない場合はAppleサポートへ相談してください。「復旧アシスタント」が表示された場合は、上で紹介した専用の公式手順を確認します。

「復元」すれば写真も必ず戻りますか?

いいえ。リカバリーモードの復元は消去を伴い、写真を取り戻す操作ではありません。バックアップや同期先に残っているかは別の確認です。復元を押す前に、何が保存されているかを確かめてください。

確認日と公式出典

Apple公式情報の確認日:2026年9月7日。リカバリーモード・消去を伴う実機検証は行っていません。端末やOSの状態で表示が異なる場合は、最新の公式案内を優先してください。

図は当サイトが図形・線・文字で制作した説明用の概念図です。Appleの画像・画面・ロゴを転載またはトレースしたものではありません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました