iPhoneで電話をかけられない・着信できないときの確認順

iPhoneで電話をかけられない・着信できない状態を表すイラスト Wi-Fi・通信

iPhoneで電話をかけられない、着信しない、着信音が鳴らないときは、最初に「発信だけ」「着信だけ」「発信も着信もできない」のどれかを分けます。同じ「電話できない」でも、確認する設定と相談先が変わるためです。

実際に警察・消防・救急を必要とする場合は、この記事より緊急通報を優先してください。
110番や119番を動作確認のために発信してはいけません。通常の確認には、相手の了承がある家族や自分の別回線など、通話してよい通常番号を使います。

eSIMの削除とネットワーク設定のリセットは、最初に行いません。
先に画面表示、症状、選択回線、通信事業者の障害・契約を確認します。会社や学校が管理するiPhoneは、設定を変更する前に管理者へ相談してください。

最初に「発信・着信・両方」を分ける

画面上部の5G・4G・LTE・SOS・圏外・検索中などの表示を確認します。次に、通話してよい通常番号への発信と、自分のiPhoneへの着信を1回ずつ試します。発信時の画面表示や自動音声、着信履歴が残るかも控えてください。

電話の症状を発信だけ不可、着信だけ不可、発信も着信も不可の3方向に分ける判断図
図1:電話トラブルを3方向に分ける入口です。Appleの発着信トラブル案内を基に編集部作成(情報確認日:2026年9月7日)。表示や1回のテストだけで故障原因を断定する図ではありません。
症状 最初の確認
発信だけできない 別の通常番号、電話番号、発信に使う回線、通信事業者の発信制限を確認します。
着信だけできない 着信画面が出るか、履歴が残るか、すぐ留守番電話になるかを分けます。
発信も着信もできない SOS/圏外/検索中、機内モード、再起動、障害・契約状態を優先します。
特定の相手だけ 番号、着信拒否、相手側の回線を確認します。ほかの相手と通話できるかも比べます。

1.発信も着信もできない場合は回線表示から確認する

「SOS」「圏外」「検索中」が続く場合は、通常利用する通信事業者のネットワークへ接続できていません。電話だけでなくモバイル通信も使えない場合は、モバイル通信・圏外の記事を先に確認してください。

  1. 「設定」で機内モードをオンにし、5秒待ってからオフにします。
  2. 電波表示が戻るのを待ち、通常番号で発信または着信を確認します。
  3. 直らなければ、iPhoneを通常の方法で再起動します。
  4. 安全に移動できる範囲で別の場所でも試します。

画面を操作できる場合、最初から強制再起動をする必要はありません。機種別の操作はiPhoneを再起動する方法で確認できます。Appleの現行案内はiPhoneで電話の発信/受信ができない場合です。

2.発信だけできない場合は番号と音声回線を確認する

1つの相手にだけつながらない場合と、どの番号にもつながらない場合を分けます。エラー文言や自動音声が出たら、正確な内容と時刻を控えます。

発信だけできない場合に別の通常番号、番号、デュアルSIMの音声回線、通信事業者を確認する図
図2:発信だけできないときの確認順です。Appleの電話発信・デュアルSIM案内を基に編集部作成(情報確認日:2026年9月7日)。発信制限やエラーの判定は契約中の通信事業者へ確認します。
確認 判断と次の行動
別の通常番号 別の相手へは発信できるなら、最初の番号や相手側の状況を確認します。
電話番号 桁、国番号、連絡先に登録した番号が正しいか見直します。
デュアルSIM 「設定」→「モバイル通信」で音声通話に使う回線がオンか、契約中の回線かを確認します。
自動音声・エラー 内容と時刻を控え、発信制限、契約、料金、キャリア側エラーを通信事業者へ確認します。

デュアルSIMでは、連絡先ごとの優先回線、前回使った回線、デフォルトの音声回線の順で発信回線が選ばれる場合があります。詳しくはAppleの電話をかける案内デュアルSIM案内を確認してください。

3.着信だけできない場合は「どう届くか」を見る

「着信できない」を、着信画面は出るが音が鳴らない、知らない番号だけ鳴らない、特定の相手だけ届かない、すぐ留守番電話になる、の4つに分けます。

着信画面は出るが鳴らない、知らない番号だけ、特定の相手だけ、すぐ留守番電話の4方向に分ける図
図3:着信の現れ方から確認する設定を選びます。Appleの着信音・集中モード・不明な発信者・着信拒否・自動電話転送の案内を基に編集部作成(情報確認日:2026年9月7日)。通信事業者独自の迷惑電話対策や留守番電話設定もあります。
着信の状態 確認する場所
画面は出るが鳴らない 消音モード、着信音と通知音の音量、触覚、集中モードを確認します。
知らない番号だけ鳴らない 「設定」→「アプリ」→「電話」で不明な発信者のスクリーニングとフィルタを確認します。
特定の相手だけ 「着信拒否した連絡先」と、その相手の番号を確認します。
すぐ留守番電話 集中モード、不明な発信者、自動電話転送、通信状況、通信事業者の設定を確認します。
別回線で通話中だけ デュアルSIMのWi-Fi通話、モバイルデータ通信の切り替え、割込通話の条件を確認します。

4.着信画面は出るが鳴らない場合は音と集中モードを見る

アクションボタン搭載モデルは「設定」→「サウンドと触覚」で消音モードを確認します。その他のモデルは着信/サイレントスイッチを確認し、オレンジ色が見えていれば消音モードです。続けて「着信音と通知音」の音量と「触覚」を確認します。Appleの説明はiPhoneを消音するにあります。

コントロールセンターで「集中モード」がオンなら、いったんオフにして着信を試します。使い続ける場合は、「設定」→「集中モード」で着信を許可する連絡先やグループを確認します。同じ相手から3分以内に2回以上かかってきたときの「繰り返しの着信」も設定できます。詳しくはAppleの集中モード案内を参照してください。

5.知らない番号・特定の相手・留守番電話を分けて確認する

iOS 26では、保存されていない番号からの電話を、鳴らす前にスクリーニングしたり、消音して留守番電話へ送ったりできます。動作確認のため一時的に「不明な発信者をスクリーニング」を「しない」にし、「不明な発信者」のフィルタも確認します。確認後は迷惑電話対策を考えて元の設定へ戻してください。

特定の相手だけ届かない場合は、「設定」→「アプリ」→「電話」→「着信拒否した連絡先」を確認します。すべての着信が転送されるように見える場合は「自動電話転送」も確認します。項目や利用条件は通信事業者によって異なります。

現在の設定名と動作は、Appleの着信音が鳴らず留守番電話につながる場合不明な発信者の管理自動電話転送で確認できます。

6.通信障害、契約、料金、通話サービスを確認する

iPhoneの設定が正しくても、通信事業者側の障害、契約上の利用停止、発着信制限、SIM・eSIMの有効化待ちなどで電話できない場合があります。Wi-Fiなど別の通信手段が使える場所で、契約先の公式サイトや公式アプリを確認します。

確認項目 伝える・調べる内容
障害・エリア 場所、発生時刻、画面表示、別の場所でも起きるかを伝えます。
契約・料金 回線がiPhoneで利用可能か、請求に関するブロックや停止がないか確認します。
通話サービス 発信制限、着信転送、留守番電話、迷惑電話対策の設定を確認します。
SIM・eSIM 新規契約、機種変更、再発行後なら、回線が有効化済みか確認します。
通話エラー 番号、時刻、エラー表示、自動音声を伝え、キャリア側のエラーを調べてもらいます。

7.キャリア設定とiOSの更新条件を確認する

Wi-Fiまたは利用可能なモバイル通信へ接続し、「設定」→「一般」→「情報」を開きます。キャリア設定のアップデートが表示された場合は、画面の案内に従います。新しいSIM・eSIMへ切り替えた直後は、新しい通信事業者向けの設定が必要になる場合があります。手順はAppleのキャリア設定案内で確認できます。

iOSを更新する場合は、「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を開きます。更新前にバックアップ、充電、空き容量、安定した通信を確認してください。通話しか連絡手段がない状況では、代わりの連絡手段を確保してから進めます。

8.デュアルSIMとWi-Fi通話は契約条件も確認する

機能・状態 確認すること
音声回線 「設定」→「モバイル通信」で使う回線がオンか、デフォルトの音声回線が正しいかを確認します。
相手ごとの回線 連絡先ごとの優先回線や、前回使った回線が選ばれる場合があります。発信画面の回線表示を確認します。
他方の回線で通話中 Wi-Fi通話やモバイルデータ通信の切り替え条件により、もう一方の回線への着信が留守番電話へ送られる場合があります。
Wi-Fi通話 通信事業者が対応している場合に使えます。オンにするときは画面上で緊急通報用の住所も確認します。

Wi-Fi通話は電波が弱い場所で使える場合がありますが、対応状況と料金、緊急通報の扱いは契約先へ確認します。Appleの手順はWi-Fi通話の案内にあります。Wi-Fi自体につながらない場合はWi-Fiの記事へ進んでください。

9.ネットワーク設定のリセットは最後に判断する

通信事業者から回線・契約・障害に問題がないと確認でき、複数の場所でも症状が再現し、ここまでの手順で直らない場合に限り検討します。

回線と契約、別の場所、再設定情報、管理端末を確認してネットワーク設定リセットを判断する図
図4:ネットワーク設定リセットへ進む前の確認ゲートです。Appleの設定リセット案内を基に編集部作成(情報確認日:2026年9月7日)。1項目でも未確認なら、リセットより通信事業者や管理者への相談を優先します。
項目 リセット後
保存済みWi-Fi 使ったことのあるネットワークやパスワードが削除され、再接続が必要です。
モバイル通信・VPN・APN 削除または初期状態へ戻り、再設定が必要になる場合があります。
データローミング オフに戻る場合があります。
端末名・証明書 端末名が「iPhone」に戻り、手動で信頼した証明書は信頼されていない状態になります。
写真・アプリ 「ネットワーク設定をリセット」で削除する対象ではありません。
eSIM 「すべてのeSIMを削除」は別の操作です。選ばないでください。

実行する場合は、「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」と進みます。「すべてのコンテンツと設定を消去」「すべてのeSIMを削除」と取り違えないでください。影響範囲はAppleの設定リセット案内でも確認してください。

確認結果に合う相談先

確認結果 最初の相談先
SOS/圏外/検索中が続く 契約中の通信事業者。場所、時刻、表示を伝えます。
発信制限・自動音声 通信事業者。番号、時刻、正確な案内内容を伝えます。
SIM・eSIM変更直後 通信事業者。eSIMを削除する前に有効化状況を確認します。
会社・学校の端末 IT担当者または端末管理者。リセットや設定変更は先に相談します。
回線・契約に問題なし 複数の場所でiPhoneだけ通話できない場合はAppleサポート。

よくある質問

着信がすぐ留守番電話へ送られるのはなぜですか

集中モード、不明な発信者のスクリーニング、着信拒否、自動電話転送、通信状況、通信事業者のサービス設定などが考えられます。デュアルSIMでは、もう一方の回線で通話中の条件も確認します。

特定の人とだけ電話できない場合はどうしますか

電話番号、連絡先の優先回線、自分の着信拒否リストを確認します。別の相手とは通話できる場合、相手側の端末や回線の状況も、別の連絡手段で確認してください。

ネットワーク設定をリセットすると写真は消えますか

写真やアプリを削除する操作ではありません。ただし、Wi-Fi、モバイル通信、VPN、APNなどの設定は削除または初期状態へ戻ります。メニュー内の「すべてのコンテンツと設定を消去」は別の操作です。

110番や119番で発信テストをしてよいですか

いいえ。実際に緊急通報が必要な場合だけ使い、動作確認には通話してよい通常番号を使います。

確認環境と出典

  • 対象:iOS 26のiPhone
  • 公式情報の確認日:2026年9月7日
  • 実機確認:未実施。Apple公式手順を基に構成
  • 本文図:編集部が独自作成した4点。Appleや通信事業者の画面、写真、ロゴは未使用

設定名や動作は、iOS、iPhoneのモデル、通信事業者、料金プラン、地域、端末の管理状態によって異なる場合があります。この記事は現在の通信障害、契約停止、相手側の状態、iPhoneの故障を断定するものではありません。設定や契約が分からない場合は、削除・リセットを進めず、通信事業者または端末管理者へ確認してください。

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